無料で泊まれる?旅人が体験したワークシェア×農家ステイが人生を変える!

ライフスタイル

宿泊費0円。みなさんの旅の中で一度は経験したことはありますか?

車中泊をして旅をする、遠方の親戚の家や友人宅に泊まる。イメージはこんな感じでしょうか?

いやいや、まだまだ他にも面白い旅の仕方があります。

前回に引き続き0円ゲストハウスを始動するきっかけとなった、もう少しディープな旅先での滞在の仕方や体験をご紹介したいと思います。

生きる知恵を学ぶ旅

(佐渡島で田植えを手伝いながら1週間滞在)

私は友人でも親戚でもない人の家に泊まりながら全国を転々としていました。

では、どんな人や場所に泊まっていたかというと…

知り合いに紹介してもらった

農家さんや自給自足をしている人の家で生活をおくっていたわけです。

先ほど述べたような親戚や友人宅に宿泊するように、ただ0円で泊めていただく、とは異なりwork share(ワークシェア)という形で、受け入れ側(ホストと呼びますね)が求める作業を手伝うかわりに宿と食事代がかからず住まわせてもらうという形態です。

特に私がお世話になった方は、毎日やることが盛りだくさんな家ばかりでした。作業内容と言えば、畑の草刈、薪割り、野菜の収穫、動物たちへの餌やりなどなどです。

一見、ただ働きじゃないか!と思われがちですが、

僕は先人たちに生きる知恵を教えてもらい、その御恩?を労働or作業でお返しすること。

そして、何より幸せなことが収穫仕立ての野菜、採りたての卵、捌きたてのお肉をその場でいただけること、農家さんがつくるご飯がおいしくてたまらない、身体を動かしたあとに新鮮な食べ物をいただけることが何よりの楽しみでした。(おいしすぎて一回でお米を6杯お代わりする時もありました。)

(渥美半島でニワトリの捌き方を習いに)

今自分自身が畑に日々触れる暮らしやモノを何でも買う暮らしではなく自分でつくる、生み出す暮らしへ挑戦しているのは、今までお世話になったホストの方々の影響を受けています。

よそ者が地域を変える可能性あり?!交流人口づくりを生み出す仕組み

さて、ゲスト側のメリットは宿泊費がかからないこと、知恵を学ぶことができる、美味しいごはんをいただけるなどなどありますが、ホスト側にはどんなメリットがあるのでしょうか?

先ほど触れたように、農作業を手伝う人手が増えるということが一つあります。現在農業のアルバイトをしている私も日々、もっと人がいたら…と考えることがあります。一人で作業するより、人数が多いほうが作業がはかどることはもちろん、他にもワイワイ楽しく話しながら作業ができることも意外とホスト側としてはうれしいことです。

意外と知られていないメリットがもう一つあります。それが、ホスト側の視野が広がることです。

(人口1000人の村に若者が集う)

私が滞在していた場所はいわゆる田舎と呼ばれる地域で観光地でもないところばかりです。滅多に人が訪れることもありません。私自身も地方に移住してきて感じていたことですが、基本的には固定の人と会う機会が多く、職業的にも気軽に移動できるわけでもありません。

そこに、私みたいな異質なよそ者がいきなりゲストとして現れると、

どんな旅をしているのか

大学で何を学んでいるのか

今の若者が社会に対して何を考えているのか

人生の悩みは何か

など滞在中に色々な対話をすることでこれまで考えようがなかったアイディアや視点を持って活動ができると教えてもらいました。

このような経験も踏まえて、学生時代から地方移住をしたら必ずゲストを受け入れることができる仕組みづくりをしようと考えて現在実践をしています。

次回。多国籍な我が家へようこそ!

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