こんにちは!
大学卒業後就職せずにフラフラしている(ギャップイヤー暮らしをしているとでも言っておきましょう。)スギです!
大学在学中に大都市・東京から海・山・川の三拍子揃った地方へ移住し、湧き水暮らし、農業のアルバイト・SUP体験・家庭菜園・釣りなどこの地域ならではの暮らしを日々楽しんでいます!
今回の記事は前回に引き続き
「狩猟採取生活への第一歩!船釣りへ挑戦!」移住者の僕が近所で家庭菜園をしている謎のおじいちゃんに連れられて!②
(↑前回の記事)
をお届けいたします!
将来地方へ移住したい!
地方暮らしのリアルを知りたい!
近所付き合いはどんな感じなの?
なぞのおじいちゃんって誰だ?
と気になっている方にオススメです✨
いざ!乗船!船を持っている謎のおじいちゃんは遺伝子レベルで釣り人だった

近所で家庭菜園をしている謎のおじいちゃん、通称えんどうさん。
話を聞くと、海に近いところで生まれ育ち、小学生入学前から釣りをしていたようで。週末になると必ず釣りに行くという、幼少期からライフスタイルの一部に”釣り”があったそうです。(遺伝子に釣りが刻まれている…)
少年のままおじいちゃんになったえんどうさんは定年退職前に船を購入して今では船釣りを日課にしているとお話してくれました。
生きるために必要な分の野菜をつくり、魚は釣る。私が目指すとても理想的な暮らしの実践者です!
釣りをしたい理想はありながら全然実践できていなかったのですが、えんどうさんの一言でようやく実践することに!
いざ、船に乗船します!
(半農半Xという生き方 塩見直紀)
(私が生きるうえで大切にしている考え方の本)
- 生きるために必要な食料を最低限つくりながらX=天職、得意なこと、必要とされることを生業とする生き方。(とりあえず、食べ物つくっていれば死にはしないし生活費も抑えられるからその分やりたいことで小さく稼ぐことができる)
五感をフル活用した船釣りスタイル

(船を操縦するえんどうさん)
「今日はヘダイとハゼを狙うでなぁー。」
乗船後、船を走らせてヘダイが釣れるというスポットへ。

(えんどぅさんの船)
私は人生24年間で釣りを全然したことがありません。
船釣りに関しては人生で初めての試みです。
えんどうさんは毎週のように釣りに行っているので“釣りの師匠”の動きをひたすら観察、質問攻めすることにしました。
「今は上げだな。そしてもう少しで落ち着く。これから下げになるら。」
何を言っているのかわからず質問することに。
上げ=潮が満ちている状態?、下げはその反対。
潮が動いている時のほうが魚のえさであるプランクトンがよく動くそうで、潮が下がってきたタイミングで釣りをスタートするという意味だそうだ。
たしかに、波の動きを観察していると最初は停滞していたが、時間が立つと徐々に沖の方に波や、海の上に浮いているものが引き寄せされていきました。
普段は陸で生活をしているので波の動きなど考えることもなく、使う感覚がまた違うのが面白いです。
さぁ、釣りがスタートします。えんどうさんにえさのつけ方やルアーの使い方を習いレッツトライ!
知らない魚との出会い
釣りを始めて数分が経過すると、
竿が震え、その感覚が身体に響き渡り…キタっ!!っていう獲物がかかり、狩猟本能みたいなものがくすぶられることがたまりません。
最初に釣れた魚は、ヒイラギ

(WEB魚図鑑 ヒイラギ)
ぬめぬめがすごくて、ぎーぎーと鳴く見たことがない小魚。
マグロ、タイ、サーモン、アジ…などなど普段市場に出回っている魚以外にも出会えることができることが釣りの醍醐味なのかなぁーと勝手に考えていました。
その後強烈な引きが来て、
目的である ヘダイ が釣れました!(これもまた知らなかった魚。タイに引けを取らないおいしさだとか)
ポイントを移して、ハゼ釣りへ。
ハゼは浅瀬で釣れるようで釣りたい魚によってポイントを変えることも学習しました!

(ハゼを20匹弱釣るえんどうさん)

(釣れた魚たち ヒイラギ、ヘダイ、ハゼ、セイゴ、小さな真鯛)
ちなみにえんどうさんはお金を払って沖釣りをすることもあり、88cmの鯛を釣ったことがあるのだとか…恐ろしい。そして、羨ましい。
おそらく、今回釣れた魚で2週間ぶんほどありますので2週間は食には困らなそうです。必要な量を取り、また必要な時にえんどうさんと釣りに行きます。
3歳から孫を連れて釣りへ行く理由とは??えんどうさんが孫に伝えたいこと
釣りをしながら、えんどうさんと色々な話をしてボソッと言っていたことがあります。
お孫さんは3歳から一緒に船に乗って釣りに行っているらしいです。
今のわけぇこ(若い子)は、魚をさわれぇ子もいるらしいな。自分が食べるものくらい自分でとって自分で捌けるようにならないといかん。だから、小さい頃から釣りへ連れていくのよ。
何かでみたことがあります。魚が切り身で売られているから切り身が泳いでいると思っている子がいるというニュース?を。
食べることは生きることに繋がり、今便利な時代では生きることの根源で狩猟採集能力が失われつつあるのかもしれません。
たまたま近所で家庭菜園をしているえんどうさんと知り合えたからこそ体験できた貴重な船釣り。
釣った魚を捌ききるのに、2時間もかかってしまい一苦労でしたが食に対する感謝と、生きている実感(意外と捌いている時間も楽しかった!)を味わえる大切な時間でした。

(釣ったハゼの天ぷら! シンプルに塩で食べたらめちゃうまでした!)
行きたいときはまたいつでも声をかけてなと言ってもいただけたのでまたえんどうさんに声をかけて釣りに行きたいと思います!